エヴァは2001年宇宙の旅であって欲しかった!!!

昨日友人(大の富野ファン)と電話したんですが、そのときにエヴァンゲリオン新作劇場版の
話題になりました。そのときに僕(大の庵野ファン)は
庵野監督は嘘つきだ!エヴァはもう絶対にやらないと言っていたのに!」
と言ったんですが、その友人は
エヴァ信者が、エヴァをやって欲しくないというのはわかる。Zガンダムのときも
そうだったらしいしな」と言っていました。さらにこういうことも言っていました。

友人「何でエヴァをやって欲しくないかって言うのは、スポーツカーマニアが
カウンタックの性能テストやって欲しくないのと同じなんじゃないか。
つまりこうだ。カウンタックといえばスポーツカー史上伝説の車だ。
ファンの頭の中では、時速400kmくらい出る性能があるんだ。
だが、実際にサーキットで走らせたらその全貌がわかる。
そのときに『う〜ん、250kmくらい出ましたね、思ってたより性能いいですね』
とか言われても、ファン的には面白くもなんともないのさ。
これと同じで、たとえエヴァが良作だったとしても、エヴァオタクの中では
、良作なんてもんじゃない、伝説とか金字塔というようなもの、
数値では測れない価値があるから、それをいまさら今の時代で
冷静に評価されるのがいやなんだよ」


僕「そうかも知れないな。俺は、エヴァには2001年宇宙の旅のようなポジションで
  いて欲しかったよ」

友人「スターウォーズみたいなもんだよな。あの映画も、旧三部作は熱狂的な人気を
   獲得してたけど、新三部作で、自ら、普通の映画に成り下がってしまったんだ」
僕の中でも、まだ気持ちの整理が付いていません、単なる作品以上に、自分にとって
青春の一ページという側面があるので、冷静にはなかなかなれないんですが、
友人はこうも言っていました。

友人「でも俺はいいことだと思うけどな、富野だって、ガンダムで終わらせたかったのを
   嫌々だけど今までやってきたんだ。逆シャアでの、あのシャアの情けなさっていうのは、
   人生そうかっこよく終われないですよっていうことなんだ、あれは富野の
   気分なんだよ。大人ってそういうもんさ。だから、庵野も今の、大人になった
   気分を表現すればいいんじゃないか。」