(中学1年夏)幼なじみが大人になっていた

幼稚園の頃に、仲良かった女の子がいたらしいんです(その頃の記憶はあまり覚えていない)
中学1年のときに、再開する機会があり、僕は何故か変に期待していました。


「昔は俺と結婚しようとか言ってたらしいな・・・仲良くなれるんじゃないか」
「昔からかわいいっていわれてた子だもんなぁ・・・もう中学だし・・・ムフフ」
僕は昔から妄想癖が凄いので、いわゆる、ツンデレ押しかけ幼なじみみたいなのを
中1にして想像していたのかもしれません。
だが、実際会ってみると、自分の甘さを痛感することになりました。


まず、まだ鼻水たらしたような、めちゃくちゃガキな話題で盛り上がれる、
小学生の延長線上みたいな僕とは比べ物にならないほど大人びていたんです。
背の高さは同じくらいでしたが、顔は小さく、足は長く、メチャキレイで
ぱっと見冗談抜きで高校生と見間違うような感じだったんです。


次に、喋ることや、行動が大人なんです!どういう風に大人なのかは僕には
上手く説明できませんが(僕が持ち合わせていないものだから)、
喋ってる姿を見ると大学生でも通用するような感じなんです!
マジ凄いんです!僕は一瞬で卑屈になってしまいました。


周りの大人も、彼女に対する扱いと僕に対する扱いは全く違っていました。
僕にはあくまでも子供の扱いをしました。僕が傷付かないように、僕らに合わせ会話の
レベルを落としていましたが、彼女には、本気で、本当の言葉でアドバイスをしたり
していたんです。冗談抜きで大人のやり取りです。


彼女も自分より大人の人間と積極的にコミュニケーションをとりました。大人にもガンガン
自分の内面を晒して会話をしていました、攻撃的と言っていいほど積極的でした。
(文章構築能力、ボキャブラリー少なくてすみません・・・とても彼女が
どういう風なのか、文章で再現できていませんTT)

僕は完全に置いてきぼりを食らいました。物凄いカルチャーショックでした。
思うに、ぼんやりとではなく、「大人になろう」と明確に、強烈に決意したのは
このときだったと思います。