理系の夢、ネクラの夢2


野球はあまり興味が無いんですが、
日本シリーズでの新庄選手の様子をテレビでちょっと見ました
チームが負けてるのに、頭にグローブかぶって、チームの仲間と三人でヤンキー座りして
ファンサービスしてました。
あの人は本当にかっこいい。心に風穴が空いてる。本当に憧れるんです、
中学のころから、男女問わずああいうタイプの人に
強烈に憧れるようになってました。僕もああなりたいんです。


でも、僕にはとても無理だともどこかで感じていました。


幼稚園の頃から、外で遊ばずに、落書き帳に絵ばかり描いていたり、
帰省で神戸の親戚の家に行くときに特急電車と新幹線を乗り継いで行くんですが、
前日興奮して眠れなかったり。


NHK教育でやってるような宇宙の番組や、アインシュタインの番組や、驚異の小宇宙人体や
電子立国日本やロボコンを見て興奮していた人間・・・


そんな僕が新庄選手になるというのは、いっぺん自分の人格が死ぬとかしないと
有り得ないことでした。なりたいけれどなれない・・・
でも、新庄選手みたくなる代わりに、自分が自分のままでも
どうにかいいポジションにつけないかなあと探っていたんだと思います。
そこに現れたのが、我らのヒーロー、小室哲哉さんと庵野秀明さんでした・・・!


二人とも、遠い存在というよりは、どこか自分に似てると感じました。
小室さんは、いかにもシャイそうな小柄な人なのに、
ものすごくパワフルで世界観が広がる曲を作っていました。
庵野さんは、天才的な映像センスで有り得ないくらい興奮するアニメを作っていました。


両者に共通することは二つありました。
一つは、理系的にビビッとくるこだわりポイント、価値観に拠った作品創りをしていたこと。
二つ目は、何かが欠けてて喋り下手な自分の思いを、
詩に結晶化することにより世の中に訴えようという意思を感じたことです。


この二人が支持されたというのは、理系でネクラな僕にとって
とても勇気付けられることでした。新庄選手になれなくても、
何かが欠けててネクラなままでこんな道も有り得るんだ!と、


人生の突破口が見えたような気がしたんです・・・!ネクラ理系にとって
革命が起きるような予感がしました・・・!