窓際のエヴァンゲリオン1−8
学校出て100mくらいのところ、綾波さんは道の
1番高くなってるところから町並みを見降ろしてた。
思い切って声をかけてみた。
「綾波さん」
・・・気付いてないみたいだ。声が小さかったらしい。
シンジ「あ、綾波さん」
綾波さん「ん?・・・あっ。」
シンジ「手・・・ごめん。」
綾波さん「いや、別にいいけど。」
シンジ「・・・」
綾波さん「・・・」
シンジ「何してるの?」
綾波さん「人待ってる。」
シンジ「そう。・・・また明日。さよなら」
綾波さん「ん。またね。」
綾波さんはわらって控え目に手を振ってくれた。
僕は綾波さんから見えなくなるところまで
歩いて、それからダッシュで帰った。
あ〜、何か今のやりとりヘンに思われたかな〜。
でも初めて綾波さんと喋った。スキップしたい気持ちだった。
明日はもっともっと喋りたい。